足が攣る原因と対策
2024年09月2日
こんにちは!ろっぽんぎ整骨院です!
8月も終わってもう9月!ですがいまだに残暑が厳しく連日暑い日が続きますね。
私事ではありますが、今年の気温が例年より高く、
普段は冷房が苦手で極力使わないように心掛けている私も
帰宅した後に冷房をつけることが増えた夏でした。
ある程度猛暑は落ち着いてきていますがいまだに気温が高く、当然
良く汗をかいていると思います。
そんな環境に長時間いると、寝ていても足を攣(つ)る。なんてことが増えてくると思います。
今回は身体が攣るメカニズムと原因、その対策について説明をしようと思います。
まず、足が攣るという現象は主に、筋紡錘、腱紡錘という器官の機能が衰えた状態で起こる
症状と筋肉の疲労で痙攣を起こした状態であることが多いです。
筋紡錘は筋肉の中にあるセンサーのような役割で、筋肉が伸びたらそのまま伸び切り、
筋肉が切れないように「縮め」と命令を出す器官で、この役割がないと、極端な話
筋肉が伸びた際に断裂するまで引っ張る力が働き続けてしまいます。
腱紡錘は筋紡錘が筋肉の伸び縮み、つまり長さから筋肉のダメージを察知する機関だとすると
こちらは筋肉の張力、固さや張りなどから筋肉のダメージ、動きを察知して
筋肉を縮める力を緩める働きがあります。
つまり、関節の曲げ伸ばしでは筋紡錘が、関節を曲げずに筋肉に力を入れる時に
腱紡錘が働き、筋肉の伸び縮みに対して、瞬間的に反対の力を入れて、
筋肉が痛まないように調整をしているのです。
そして、これらの器官の機能が衰える状態としては、
1.筋肉、血液の栄養の不足
2.筋肉の柔軟性の低下
3.筋肉の疲労
が主に挙げられます。
他にも細かく攣りやすくなる要因はありますが、病気や対応が難しいものになるので、
今回はこの3つをピックアップしたいと思います。
筋肉に関係するセンサーの役割をする器官なので、しっかりと働かせるためのエネルギー。
例を出すと、ナトリウムやマグネシウムなどのミネラルの不足が攣る要因であると言えます。
同時にそのエネルギーを身体の隅々まで送る為の血液も水分が不足して血液がドロドロに
なり、体の先の方まで送り届けられなければ攣るリスクも増えるため、水分、ミネラルの
補給は非常に重要です。
身体の冷えなども攣る要因になります。
体が冷えると筋肉が固くなります。
筋肉が固くなると、血液を身体の端に送り出す力も、送り出した後の血液を心臓へ戻す
働きも弱くなります。
その為、血液を通して筋肉へ栄養を送り届けることが難しくなる上、筋肉そのものが冷えて
いると筋肉を緩めるためのセンサーがしっかり機能せず、筋肉が緩もうとしない状態に
なってしまい、結果攣りやすくなってしまいます。
筋肉の疲労も同様に使い過ぎて膝が笑う等、震えが出始めるような状態をはじめとする
そもそも筋肉の動きに支障が出るような症状があると、筋肉が緩む、縮むという以前に
筋肉の正常な機能が働かない状態なので、収縮、弛緩がうまくいかず攣りやすくなります。
このほか、多いシチュエーションは寝ている時に足を攣りやすい人は、
水分が足らない他に、寝ている際は筋肉の動きが鈍くなり、血流が低下するために
これらの症状が出やすくなります。
また運動中や運動後は普段と比べ筋肉の急激な収縮を繰り返すために同様に
攣りやすくなります。
痛みが強いため攣った直後は冷やしたくなりますが、
痛めた個所はむしろ温めて、痛みのでている筋肉を伸ばす方向にストレッチしてあげることが
重要になります。
結果として攣るといった症状の予防としては
1.体を冷やさない
2.朝昼晩、3食しっかりと栄養を取り、こまめに水を飲む
3.日頃から適度な運動・ストレッチを行う
4.運動をする際にもこまめに休憩をはさむ
以上4点が重要になります。
ただし、1番の身体を冷やさない。に関してはこの時期に冷房などの使用を制限してしまうと
命の危険にさらされてしまうため、
攣りやすい場所、例えばふくらはぎを攣りやすいなら腰から下を冷やさないようにするなど、
上手に冷房を使用して対策をしていきましょう。
以上の点を気をつけて厳しい残暑を乗り切り、怪我無く過ごしていきましょう!