捻挫
2025年05月28日

こんにちは!ろっぽんぎ整骨院です!
季節も5月も終わりに近づき、徐々に春から夏の暑さを感じるようになってきました。
この時期は汗ばむくらいの陽気になることが多く、寒い時にあまり表に出なかった方々も
運動を始めたりするきっかけになる時期でもあります。
そんな中、普段動くことがなかった方がいきなり運動をしだすと、やはりケガが
付き物になるため、特に注意が必要になります。
怪我が多くなってくるの中、今回は捻挫についての解説をしていきたいと思います。
捻挫とは
人間のすべての骨の間に「靭帯(じんたい)」というものがあります。
靭帯とは関節に存在するもので、骨と骨をつなぐ組織になります。
主な役割としては関節が動く際に、無理な動きになったり、曲がり過ぎないように
動きを制限する、アンカーのような役割をしています。
わずかに伸縮性はありますが、基本的にほとんど伸びることはなく、
強い力が働くと損傷してしまいます。
普通に生活をしている分には痛めることは少ないのですが、歩いている時に足を捻ったり、
転んだ時に手をつくなど、自分の意志とは関係なく強い力が加わった際に傷ついたり、
場合によっては切れたりします。
この靭帯が傷ついた状態の事を「捻挫」と言います。
捻挫の症状
捻挫は靭帯を傷つける症状の総称ですが、靭帯にも血が通っているため、
傷つくと当然出血します。
捻挫をした時にに患部が腫れてくることがあるのは、内出血が起こる為です。
実際に擦り傷や切り傷が出来た時のように傷口を冷やすしたり圧迫したりすると
血流が悪くなり、出血が止まるので、捻挫の際も捻ったばかりの時は、
すぐに冷やしてあげると出血が緩やかになり、腫れにくく、何もしないときに比べて
痛みが引きやすくなります。
捻挫の種類
捻挫と言っても捻れば必ず同じような症状になるかというと、
捻り方や、捻った時の力の入り方によって、靭帯の傷つき方にも違いが出てきます。
捻挫は1度・2度・3度と分けられて、症状の強さによって分けられます。
1度はこの中では最も軽い症状で、関節を捻った時に靭帯の基本的な伸縮の範囲で
伸びてしまった場合や転んだ時の擦り傷のように靭帯組織の表面に傷が入った
状態の事を言います。
擦り傷のように深く傷がついているわけではないので出血も軽微なため、
内出血による赤みや腫れはほとんどなく、捻った瞬間以外は痛みを感じにくく
違和感を感じながらも捻った直後から翌日には普通に歩けることも多い症状です。
2度は運動中や階段を踏み外した等、意図せず強い力が働きたときに起こしやすく
歩行時、足を地面に着ける動作でも痛みが生じやすく、腫れや内出血も強く
出てくることが一般的です。
2度までの症状になると、痛みが引いたからと治療を切り上げて運動を開始してしまうと、
再発のリスクが上がったり、前回より、足首の動きが緩くなりやすくなるため、
同様の捻挫を引き起こしやすくなります。
症状としては適切に処置をしても、痛みが引いてくるまで1~2週間
運動を元々していた人であれば元の強度に戻すまで1月前後を要することもあります。
3度になると足首を支える靭帯が完全に切れた状態になるので基本的には
手術の適応となります。
筋肉の接続が切れた状態になると力を入れても断裂した筋肉の先に力が入らなかったり
場所によっては動かなくなることもあります。
自然治癒はまず期待できないので、捻った後に動かない、力が入らない等の症状があったら、
捻挫だけでなく、神経症状や場合によっては骨折、脱臼などの恐れもある為、
必ず医療機関を受診してください。
応急手当
捻挫の症状は痛み、腫れの少ない場合でも放置しておくと、靭帯の傷ついた組織が
元の靭帯を作る成分よりも、多少もろい組織で補ってしまう為、以前よりも軽い力で
同様の怪我を起こしやすくなるので、怪我をした後にすぐに直せるよう、また、
癖にならないようにその場で行うことのできるRICE処置を行う事が大切です。
ろっぽんぎ整骨院で行う施術
ろっぽんぎ整骨院での施術内容は、負傷直後である場合は、湿布と包帯を使用して
アイシングと圧迫を行い、患部の内出血を抑える事をメインとした施術となります。
学生などで部活の大会が近かったり、どうしても外せない外出などの用事がある場合、
症状の程度が軽い物によっては湿布の他にテーピングやサポーターなどを用いて
なるべく動かしても問題がないようにスタッフ一同可能な限りのサポートを心がけています。
捻挫は捻るだけで基本、痛みはあるものの歩くことが可能なので
捻っても放置しがちですが、それゆえに治りが悪く、癖になりやすい。
更に痛みが引きにくい等、強い痛みではなくスッキリしない感じはもっと重症な
骨折などと同じか場合によってはそれ以上に長く続くこともあるほど厄介な症状です。
適切な処置を行えれば、重症化や酷い癖になる前に対処することも可能なので
早いうちに医療機関に掛かり、完治、再発防止ができるようにしていきましょう!