応急手当、医療機関にかかる前に出来る事
2025年04月3日

こんにちは!ろっぽんぎ整骨院です。
最近ようやく暖かくなってきたと思ったらまた天気が下り坂。
4月になっていきなり雪の予報が出るほどに寒くもなってきました。
急な天候や気温の変化は、頭痛や倦怠感など、ケガとは関係のないところでも身体に
悪い影響を及ぼすことがあります。
そういった体調不良は慢性的な肩こり、疲労などからも来ることはありますが、
1番は適切な栄養補給、十分な睡眠、適度な運動といった日常生活の見直しが大切なので
この時期、体調を崩しやすい人は1度生活習慣を見直してみるのも大事ですね!
天候が急に変わり、不調が生じるのは体調だけでなく、
地面がぬかるんだり、滑りやすくなったり、環境の面でも悪い影響を与えることもあります。
特に3月の初めころに関東平野部でも数センチの積雪があったように、
普段とは違う地面の状態になってしまい、足元が滑りやすくなるため
転びやすく、足首を捻ったり、尻もちをついたり怪我のリスクも上がっていきます。
ケガをした直後に医療機関に掛かることが出来れば最良なのですが、
深夜だったり、外出中だったり、医療機関に掛かることが出来ない場合もあります。
そうしたとき、早急、かつ、適切な応急処置が非常に大切になってくるので
今回はそう言った際の応急処置についてお話しようと思います。
捻った、ぶつけたなど、急に痛めたけがは内出血が出る事が多く、
痛み・腫れが出てきやすいので、怪我押したばかりの時の応急手当は
非常に重要になってきます。
ぶつけた・捻った・切ったなど、急な怪我をしてしまった場合は
RICEと呼ばれる応急処置が大切です。
〇 RICEとは
Rest(安静)
Icing(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)の頭文字を取った略称で
ケガをした場所を
動かさず、冷やして、傷口(患部)を圧迫し、出血を抑えた状態で
心臓より高い位置に持ち上げる。
この手順が大切になります。
写真のように横になった状態になればタオルや布団などを丸めたり、重ねたりするだけで
挙上の姿勢はとれますし、包帯の代わりに手ぬぐいやタオルなどで圧迫しても
効果があります。
それぞれの効果について説明すると
安静は怪我をした個所をむやみに動かすと傷ついた患部をさらに悪化させてしまう
可能性があるので、極力うごかさないようにすることで、腫れや痛みの悪化を防ぐことが
大切です。
冷却(アイシング)に関しては氷や氷水などで患部を冷やし、体温を下げることで腫れや
痛みを抑えることが出来ます。
やり方としては氷を氷のうやビニール袋に入れて患部に当て、皮膚に軽い痛みが来た後、
感覚がなくなるまで冷やしてください。感覚が無くなったらある程度感覚が戻るまで
氷のうを患部から外し、戻ってきた段階で再び冷やす。という流れを繰り返すのが
理想的です。
ただし、冷やしすぎると凍傷になるリスクがあるので氷のうなどの極度に冷たい物を
当てる場合は注意しましょう。
継続的に冷やすのであれば市販の冷たい湿布などを使うことも有効です。
圧迫に関しても傷口を上から抑えて出血が抑えられるように、皮膚の上から傷ついた
組織を抑えることで腫れや内出血を最小限に抑ることが出来ます。
ただ、きつく圧迫しすぎると血流障害や神経障害を起こしすことがあるので、
痺れや指先や足先など、圧迫している個所より先の皮膚の色が変色したらすぐに
緩めましょう。
圧迫の強さの1つの基準としては圧迫した後に爪の先を押して、
白くなった後に赤く戻る速さが極度に遅かったり色が戻らないときは
締めつけ過ぎである可能性が高いため、圧迫は緩めてあげてください。
挙上は血流は心臓より高い位置に患部を持ってくることにより腫れや出血の原因になる血液が
重力により心臓の方へ向かっていきやすくなるため、内出血による腫れ、それによる
痛みの悪化を防ぐことができます。
足首や太ももなど、足の怪我の場合は自宅であれば座布団、外出先で横になれる場合は
リュックや上着などで高い位置に持ち上げてあげると効果的です。
ケガの部位や。どこでケガをしたかによってはこれらの処置を行うことが難しい場合も
多いと思います。
例えば屋内でもアイシングをするものが見当たらなかったり、外出先でそもそも
挙上などの姿勢になるのが難しかったり、完璧な応急処置をできるケースというのも
限られています。
そう言った時に、屋内であれば安静にして、患部を高くしながら圧迫することはできますし、
屋外であっても横になることが難しければ安静にしながら圧迫することはできますし、
近くにスーパーなどがあれば冷やせるものを買ってきてその場で冷やすというのも
1つの方法です。
ケガをした際は可能な限り適切な処置を行うことで患部の悪化を防ぎやすくなります。
早期のRICE処置は、ケガの予後(結果)に大きく影響するため、医療機関にかかるまでの間に
行うことが大切です。
大丈夫と思って放置したり、長い期間我慢して痛みが引かなくなって医療機関に
掛かろうとしている方は直りが悪くなったり、特に捻挫などの時は癖になりやすかったり
その後に悪影響を及ぼすことも多くなるので、
適切な応急処置を心がけ、無理せずお近くの医療機関へ症状のご相談をして下さい。
ろっぽんぎ整骨院もケガの施術は常に予約を受け付けているので、
急なケガ、それ以外にも身体の痛みなどお悩みがあれば相談だけでも構わないので
是非ご連絡してください!