成長痛とスポーツ障害(成長障害)の違いとは?|小前田駅徒歩5分の整骨院
2026年05月28日
スポーツ障害(成長障害)とは、成長期の体に繰り返し負担がかかることで起こる「使いすぎによるケガ」のことを指します。
特に中学生・高校生では部活動などで運動量が増えるため、体への負担が大きくなりやすく、痛みを我慢してしまう傾向があります。その結果、本来であれば早期に対応すれば軽く済んだ症状が、長引いてしまうケースも少なくありません。
また「成長障害」という言葉から、生まれつきの問題や重い病気をイメージされる方もいますが、ここでいう成長障害とはそういったものではなく、成長期に体へ繰り返し負担がかかることで起こるスポーツによる体の痛みの一種を指します。
代表的な例としては以下のようなものがあります。
・オスグッド(膝の下の痛み)
・シンスプリント(すねの内側の痛み)
・セーバー病(かかとの痛み)
これらはすべて、運動の繰り返しによって負担が蓄積することで起こる症状です。
特徴としては、
・運動時に痛みが出る
・押すと痛い場所がはっきりしている
・同じ場所に継続して痛みが出る
といった点が挙げられます。
原因としては、運動量の増加や同じ動作の繰り返し、体の使い方のクセ、筋肉の柔軟性不足などがあります。特に成長期は骨の成長に筋肉が追いつかず、引っ張られることで負担がかかりやすい状態です。
さらに、ストレッチを十分に行っていない、または雑に行っていることも大きな要因になります。
成長障害は、放置すると悪化しやすいため、早期対応が重要です。
今回はスポーツ障害をメインとして、成長障害(以下スポーツ障害)と成長痛の違いについてのお話をしていきます。
「成長痛だから大丈夫」と思っていませんか?
お子様が「膝が痛い」「かかとが痛い」と訴えたとき、「成長痛だから様子を見よう」と判断してしまうことは少なくありません。
確かに成長期は体が大きく変化する時期であり、痛みが出やすいのは事実です。しかし、そのすべてが成長痛とは限らず、実際には運動による負担が原因となる「スポーツ障害」が隠れているケースもあります。
ろっぽんぎ整骨院では、お子様の足の痛みに対しても丁寧に状態を確認し、それぞれの原因に合わせた対応を行っています。
今回は「成長痛」と「スポーツ障害」の違いについて、代表的な症状例(オスグッド・シンスプリント・セーバー病)も交えながら、分かりやすく解説していきます。
成長痛とは
成長痛とは、主に小学生から中学生にかけて見られる一時的な痛みで、夕方から夜にかけて強くなることが多いのが特徴で、日中は元気に運動しているにもかかわらず、夜になると「足が痛い」と訴えるケースがよく見られます。
痛みの場所は一定ではなく、太ももやふくらはぎ、膝の周囲や股関節などさまざまで、日によって変わることもあります。また、朝になると痛みが落ち着いていることがほとんどで、学校生活や部活動に大きな影響が出ない場合が多いです。
原因についてははっきりしていませんが、運動による疲労の蓄積や筋肉の緊張、生活リズム、精神的な要因などが関係していると考えられています。
また、ストレッチ不足やケアを雑に行ってしまっていることも、筋肉の柔軟性低下につながり、間接的に影響する可能性があります。
基本的には過度に心配する必要はないケースが多いですが、頻度が増えている場合や日中にも痛みが出る場合は注意が必要です。
スポーツ障害の代表的な痛み
成長痛とスポーツ障害の違いを分かりやすくするために、スポーツ障害の代表的な症状を例に見ていきます。
例えば、オスグッド(オスグッド・シュラッター病)は、膝の下に痛みが出る症状で、ジャンプやダッシュなどを繰り返すことで悪化しやすい特徴があります。これは成長期に多く見られる代表的なスポーツ障害の一つです。
また、シンスプリントでは、すねの内側に痛みが出て、走る動作によって症状が強くなります。こちらも運動による負担の蓄積が原因となるスポーツ障害です。
セーバー病も同様に、かかとへ繰り返し負担がかかることで痛みが出る症状で、特に運動量の多い学生に多く見られます。
このようにスポーツ障害は、「動くと痛い」「痛む場所がはっきりしている」という特徴があります。
一方で成長痛は、夜になると「なんとなく足が痛い」「日によって痛む場所が変わる」といったケースが多く、朝になると落ち着いていることが特徴です。
つまり、
・スポーツ障害 → 動作によって痛みが出る・場所がはっきりしている
・成長痛 → 夜に痛みが出やすい・場所が曖昧
成長痛と成長障害(スポーツ障害)の違い
成長痛とスポーツ障害は、どちらも成長期に起こる足の痛みであるため非常に混同されやすいですが、実際には原因や症状の出方、対応方法が大きく異なります。
痛みが出るタイミングの違い
成長痛の場合は、夕方から夜にかけて痛みが出ることが多く、特に寝る前に「足が痛い」と訴えるケースがよく見られます。
しかし、朝になると症状が落ち着いていることが多く、学校生活や運動は問題なく行える場合がほとんどです。
一方で、スポーツ障害は、運動時や運動後に痛みが出やすいという特徴があります。
例えば、
・走ったとき
・ジャンプしたとき
・部活動終了後
などに痛みが強くなる傾向があります。
痛みの場所の違い
成長痛は「なんとなく痛い」「足全体がだるい」といった曖昧な訴え方をすることがあります。
また、日によって痛む場所が変わることもあります。
一方で成長障害では、「膝が痛い」「踵が痛い」など、痛みの場所がはっきりしているケースが多く見られます。
例えば、
・オスグッド → 膝の下
・シンスプリント → すねの内側
・セーバー病 → かかと
など、負担が集中している場所に明確な痛みが出ます。
症状の進み方の違い
成長痛は一時的なことが多く、しばらくすると自然に落ち着くケースも少なくありません。
しかしスポーツ障害は、無理を続けることで徐々に悪化し、最終的には日常生活にまで影響が出ることがあります。
また、スポーツ障害は「使いすぎ」が関係しているため、運動量や練習内容とも深く関係しています。
小学校から中学校、中学校から高校等、進学するのと同時に練習量が急に増える時期や、大会直前など、追い込みをかける時期に発症するケースが多く見られます。
一方で成長痛は、必ずしも運動量だけが原因ではなく、疲労や生活リズム、精神的な要因なども関係していると考えられています。
共通点と注意点
成長痛とスポーツ障害は違うものではありますが、共通している部分も多くあります。そのため、実際にはご家庭だけで完全に見分けることが難しいケースも少なくありません。
まず共通しているのは、どちらも「成長期」に起こりやすいという点です。
成長期は骨が急激に成長する時期であり、それに対して筋肉や腱の柔軟性が追いつかないことがあります。その結果、筋肉が硬くなりやすく、関節や骨への負担が増えやすい状態になります。
また、中学生・高校生は部活動やクラブチームなどで運動量が増える時期でもあります。特に毎日のように練習がある競技では、体を休める時間が少なく、疲労が蓄積しやすくなります。
さらに最近では、ストレッチ不足も大きな問題の一つです。
「ストレッチはしている」という学生でも、実際には短時間で終わらせていたり、形だけで雑に行っているケースも少なくありません。
その結果、筋肉の柔軟性が十分に保たれず、体への負担が増えてしまいます。
特に成長期は、以前より体が硬くなっていることに本人が気づいていない場合も多く、「前は大丈夫だったから」と無理をしてしまうことがあります。
また、痛みを我慢してしまいやすいことも共通した注意点です。
学生にとって部活動は非常に大切なものであり、「休みたくない」「レギュラーを外れたくない」という気持ちから、痛みを隠してしまうケースもあります。
しかし、我慢を続けることで症状が悪化し、結果的に長期間運動できなくなってしまうこともあります。
学生の部活動の期間は想像以上に短く、限られた時間しかありません。
我慢してつらい状態を長引かせるよりも、少しの期間しっかりと体を整え、痛みなく思いきりプレーできる状態を作ることの方が、体にも心にも良い結果につながります。
保護者の方も、「成長期だから仕方ない」と決めつけず、小さな変化を見逃さないことが大切です。
見分けるポイント
成長痛とスポーツ障害を見分けるためには、
・痛みのタイミング
・痛みの場所
・運動との関係
を確認することが重要です。
いつ痛みが出るのか
成長痛の場合は、夕方から夜にかけて痛みが出ることが多く、特に寝る前に訴えるケースがよくあります。
しかし、朝になると落ち着いており、学校や運動は普通にできることがほとんどです。
一方で成長障害は、
・走る
・ジャンプする
・ダッシュする
など、体を動かしたときに痛みが出やすい特徴があります。
例えば、
・走ると膝が痛い
・ジャンプするとかかとが痛い
・部活後にすねが痛い
といった場合は、スポーツ障害の可能性があります。
どこが痛いのか
成長痛では、
「足全体が痛い」
「なんとなくだるい」
など、場所がはっきりしないケースがあります。
また、日によって痛む場所が変わることもあります。
一方で成長障害は、痛む場所がはっきりしています。
押すと痛い部分が明確にあり、同じ場所に継続して痛みが出ることが特徴です。
どのくらい続いているのか
数日で落ち着く場合は成長痛の可能性がありますが、何週間も同じ場所が痛い場合は注意が必要です。
また、フォームの変化や歩き方にも注目する必要があります。
痛みをかばうことで、無意識に走り方や姿勢が変わっているケースもあります。
「最近走り方がおかしい」
「片足を気にしている」
などの変化があれば、体に負担がかかっているサインかもしれません。
自己判断だけでは難しいケースも多いため、「少し気になる」という段階で早めに確認することが重要です。
放置するリスク
成長痛だと思って放置していた症状が、実際にはスポーツ障害だったというケースは少なくありません。
特に運動を続けながら無理をしてしまうことで、症状が悪化してしまうことがあります。
初期の段階であれば比較的早く落ち着く症状でも、痛みを我慢しながらプレーを続けることで炎症が強くなり、回復までに長い時間がかかるケースもあります。
例えばオスグッドでは、膝の下の痛みが強くなり、ジャンプやダッシュが困難になることがあります。
シンスプリントでは、走るだけで痛みが出るようになり、最終的には歩行時にも違和感が出る場合があります。
セーバー病でも、かかとの痛みをかばうことで走り方が変わり、別の部位に負担がかかることがあります。
また、痛みをかばうことで体全体のバランスが崩れ、新たなケガにつながる可能性もあります。
さらに注意したいのが、「精神的なストレス」です。
思うようにプレーできない状態が続くことで、自信を失ったり、運動そのものが嫌になってしまうケースもあります。
特に学生の部活動は期間が限られています。
「あの時しっかり休んでおけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。
一時的に練習量を調整したり、しっかりケアを行うことは、決して後ろ向きなことではなく、長く競技を続けるために必要な時間です。
違和感の段階で対応することで、結果的に早く競技へ戻れる可能性も高くなります。
「まだ大丈夫」と我慢するのではなく、小さなサインを見逃さないことが大切です。
成長痛とスポーツ障害は、どちらも成長期に起こるため非常に似ていますが、原因や対応方法は大きく異なります。
成長痛は一時的なものであることが多い一方、成長障害は適切なケアが必要な状態です。
特に、
・オスグッド
・シンスプリント
・セーバー病
などは代表的なスポーツ障害であり、運動との関係がはっきりしているため見分けるポイントになります。
「夜だけ痛いのか」
「運動すると痛いのか」 「どこが痛いのか」
という部分を意識することで、ある程度の判断は可能ですが、実際には判断が難しいケースも多くあります。
スポーツをするにあたって、お子様の大切な時間を痛みで無駄にさせないためにも、違和感の段階で適切に対応することが重要です。
ろっぽんぎ整骨院では、お子様一人ひとりの状態に合わせて丁寧に確認を行い、安心して運動を続けられるようサポートしています。
「これって成長痛?それとも違うの?」と迷った際は、一度スタッフまでご相談ください。小前田駅徒歩5分と通いやすい場所にありますので、ぜひ一度ご来院してみてください。
ろっぽんぎ整骨院 院長
柔道整復師 齊藤聖也







