産後、なんだか身体が前と違う…と感じていませんか?
2025年11月20日
■出産後、「なんだか体が前とちがう…」と感じていませんか?
出産を終えたお母さんたちから、こんな声をよく聞きます。
「立つと腰が重い」
「おしりが広がった感じがする」
「産前のズボンが入りにくくなった」
「歩くとフラフラする」
赤ちゃんを迎えることはとても幸せなことですが、同時にお母さんの体には大きな負担がかかります。妊娠中はお腹が大きくなり、足のつけ根や背中に力が入りやすくなります。出産が近づくにつれて、体は赤ちゃんが通りやすいように準備をします。
さらに、出産後はすぐに育児が始まり、抱っこ・授乳・おむつ替えなどで体をゆっくり休める時間もなかなか作れません。そのため、出産後は今まで気にならなかった体の変化に気づきやすくなります。
特に多いのが「骨盤まわり」のお悩みです。
骨盤は体の中心にある大きな骨で、体を支える大黒柱のような存在です。この骨盤がゆるんだり広がったりすると、体のあちこちに負担がかかり、日常生活の動きにも影響が出てきます。
「産後だから仕方ない」とそのまま我慢している方も多いですが、実はこの状態をそのままにしておくと、腰や股関節だけではなく姿勢にも影響してしまうことがあります。無理を続ける前に、自分の体がどんな状態なのかを知ることが大切です。
【なぜ産後は骨盤が大きくゆるむの?】
お母さんの体は、赤ちゃんがすくすく育って元気に生まれてこられるように、妊娠中からゆっくり準備を始めます。その準備のひとつが「骨盤をゆるめる」ことです。
普段の骨盤は、強い靭帯でしっかりと固定されています。靭帯は、骨と骨を結ぶ強いロープのようなものです。本来なら簡単にはゆるんだり伸びたりしませんが、赤ちゃんを外に出すためには、骨盤が今より少し広がる必要があります。
そのために体の中で作られるのが「リラキシン」というホルモンです。このホルモンは名前の通り体をリラックスさせる力があり、同時に靭帯をゆるめる働きを持っています。靭帯がゆるむことで、骨盤はゆっくりと外側へ開きやすい状態になります。
ただ、このゆるみは一気に元に戻るものではありません。
例えるなら、「伸びきったゴムひも」のような状態です。ゴムは伸ばす前の形に自然と戻ろうとしますが、強く引っ張る時間が長いと、戻る力が弱くなります。産後の骨盤もこれと同じで、出産までの長い期間ゆるんだ状態が続くため、出産後すぐには元のピタッとした状態に戻りにくくなります。
さらに、出産そのものも大きな力がかかります。赤ちゃんが産道を通るために骨盤は大きく広がり、筋肉や靭帯に負担がかかります。
そのため、出産後は「骨盤が広がったまま」「靭帯がゆるんだまま」「筋肉がうまく働かない状態」になり、骨盤が“グラグラしやすい”状態になります。
そして、ここにもう一つ大きなポイントがあります。
出産後すぐに始まる育児です。
赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したり、おむつを替えたりする姿勢は、どうしても前かがみになりがちです。骨盤が安定していない状態で、毎日同じ姿勢を続けると、さらに骨盤がゆがみやすくなってしまいます。
つまり、
「骨盤がゆるむ」 → 「育児でさらに負担がかかる」
という流れが続いてしまうのです。
これが産後の骨盤がゆがみやすい理由です。
【産後の骨盤のゆがみで起きやすい不調】
骨盤がゆがむと、体のいろいろな場所に力が入りやすくなったり、逆に入りにくくなったりします。その結果、日常生活の中でさまざまな不調を感じるようになります。
ここでは、産後にとくに多い症状をわかりやすく紹介していきます。
■① 腰の痛み・重だるさ
産後でもっとも多いのが腰の不調です。
骨盤が広がったままだと、背中や腰の筋肉だけに負担が集まりやすくなります。本来は骨盤がしっかり支えるはずの力を、筋肉が代わりにがんばってしまうからです。
抱っこや授乳の姿勢も腰を丸めやすいため、腰の痛みが悪化しやすい特徴があります。
■② 股関節・お尻の痛み
骨盤がゆがむと、足のつけ根である股関節にも負担がかかります。
・歩き始めると足のつけ根が痛い
・座るとお尻の奥がズキッとする
・寝返りをすると違和感がある
こうした症状は、骨盤が左右どちらかに傾いたり、ねじれたりすることが原因のことが多いです。
■③ 恥骨まわりの痛み
出産のときに大きな力がかかる場所のひとつが恥骨です。
特に骨盤が開いたままだと、立ち上がったときや歩き始めの一歩目で痛みが出やすくなります。
これは、恥骨の前にある靭帯がゆるんでいる状態で体を支えようとするためです。
■④ 姿勢のくずれ(猫背・反り腰)
骨盤は体の土台です。
この土台がゆがむと、上にのっている背骨までバランスを崩します。
・猫背になりやすい
・腰を反りすぎてしまう
・肩こりや首こりが出やすくなる
といった姿勢の問題につながります。
■⑤ 足の疲れやすさ・むくみ
骨盤のゆがみは、足の重心にも影響します。
普段より体重が外側にかかりすぎたり、内側に入りすぎたりすると、太ももやふくらはぎに不要な力が入ります。その結果、
・短い距離でも疲れやすい
・夕方に足がパンパンに張る
・むくみが出やすい
といった状態になりやすいです。
■⑥ 体型が戻りにくい
骨盤が広がったままだと、下腹まわりの筋肉がうまく働きません。
そのため、
「体重は戻ったのに、お腹だけぽっこりする」
「おしりが広がった感じがする」
という産後特有の悩みが起きやすくなります。
骨盤がゆがんだ状態で姿勢がくずれると、お腹やおしりの筋肉が動きづらくなるため、体型も戻りにくくなってしまいます。
産後の骨盤のゆがみは、腰や股関節の痛みだけでなく、姿勢・体型・足の疲れやすさなど、体のさまざまなところに影響します。そして、その多くは「骨盤がゆるんで広がった状態が続いている」ことが原因です。
ろっぽんぎ整骨院では、産後のママに寄り添いながら骨盤ケアをしてあげることで、少しずつ元の状態に戻りやすくなります。
詳しくはこちらのページをご確認ください。→産後骨盤矯正







