整形外科からの併院と転院 ～交通事故後の適切な通院先選びのポイント～

2025年10月20日

なぜ病院に通う必要があるのか？

交通事故直後は、自覚症状が軽くても、まず整形外科などの医療機関で検査を受けることが大切です。特に事故直後は興奮やショックの影響で痛みを感じにくいことが多く、数日後になってから首や腰の痛み、頭痛、吐き気などが出るケースが非常に多く見られます。

 

整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査が可能であり、骨や神経に異常がないかを調べることができます。また、診断書の作成も医師にしかできないため、保険会社への提出や後遺障害の申請において非常に重要です。

 

病院での受診記録が残っていないと、「交通事故との因果関係がない」と判断されてしまい、慰謝料や治療費が支払われない場合もあるた

め、まずは医師の診察を受けることが交通事故治療の第一歩となります。

 

併院と転院の違いとは？どちらが良いのか？

整形外科と整骨院を併用して通うことを「併院」、整形外科の通院をやめて整骨院に切り替えることを「転院」と言います。それぞれに特徴があり、状況に応じた選択が大切です。

 

併院のメリットは、整形外科で定期的に診断を受けながら、整骨院で集中的な施術が受けられる点です。医師の診断書をもとに治療が進められるため、保険会社への対応もスムーズです。

 

一方、転院は病院の通院を終了し、整骨院に治療を完全に切り替えることを意味します。通院の利便性や施術内容の柔軟さを求める場合には有効ですが、医師の経過診断が受けられなくなるため、後遺障害申請や保険対応で不利になることがあります。

 

そのため、基本的には「併院」のほうがメリットが大きく、安全な選択です。整骨院に通いながらも、整形外科での診察を定期的に受けることで、補償・診断・施術のすべてをバランスよく受けることができます。

 

整骨院でできることとは？

整骨院では、交通事故によるむち打ちや腰痛、関節痛などに対して、手技療法・電気療法・温熱療法などの施術を行い、症状の改善を目指します。整形外科での治療が主に薬や湿布の処方であるのに対して、整骨院では身体に直接アプローチすることで、痛みの根本改善や回復の促進を図ることができます。

 

また、整骨院では患者様一人ひとりの状態に合わせた施術プランを提案し、柔軟な時間設定で通院が可能です。特に仕事や家庭の都合で病院に通いづらい方にとっては、夕方以降や休日の施術が受けられる整骨院は心強い味方となります。

 

ただし、整骨院での施術は医師の「診断書」に基づいて保険会社に請求を行うため、整形外科との連携が非常に重要です。整骨院だけでの施術記録では、補償が認められないケースもあるため、病院との併院をおすすめします。

 

併院・転院時の手続きと注意点

併院や転院を希望する場合は、まず保険会社にその旨を連絡することが大切です。多くの場合、整骨院への通院を保険会社に事前に申請し、了承を得る必要があります。申請せずに整骨院へ通い始めると、施術費用が自己負担になるリスクがあるため注意が必要です。

 

また、整形外科側の理解がないと、併院に難色を示すケースもあります。そのため、整骨院のスタッフや柔道整復師から医師へ説明を行うなど、丁寧な連携が求められます。

 

転院の場合も、いきなり整形外科への通院をやめてしまうと、保険対応に支障が出たり、後遺障害の申請に不利になることがあります。転院を検討する際は、あらかじめ整形外科での治療が一区切りついたことを確認し、医師の判断をもとに行うのが理想的です。

 

整形外科と整骨院の連携の重要性

交通事故の治療においては、医療機関と整骨院の連携がスムーズであるほど、治療の質も高くなります。整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像診断により状態を把握でき、整骨院では痛みの緩和や回復を目的とした施術が行えます。

 

両者が連携して情報を共有することで、患者様にとって最適な治療方針を立てることができるのです。たとえば、整形外科からの診断書や経過観察結果をもとに、整骨院での施術内容を調整することも可能です。

 

ろっぽんぎ整骨院では、整形外科との連携にも力を入れており、患者様の状態に合わせて、医療機関への紹介や情報共有を積極的に行っています。こうしたチーム医療体制が、早期回復と正当な補償獲得につながります。

 

ろっぽんぎ整骨院での併院サポート体制

当院では、交通事故患者様のサポートに特化した体制を整えています。整形外科との併院を希望される方には、医療機関との連携サポートを行い、併院申請の手続きや診断書取得の流れを丁寧にご案内しています。

 

また、保険会社とのやり取りや弁護士のご紹介なども対応可能で、患者様が安心して施術に専念できる環境づくりを大切にしています。

 

特に、むち打ちや腰痛など自覚症状が長引くケースでは、早期からの継続的な施術が回復へのカギとなります。「他院に通っているけれど、痛みがなかなか引かない」「病院では様子見と言われたけど不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

自分に合った通院スタイルを見つける

交通事故後の治療は、身体の状態や生活環境によって通院スタイルが異なります。症状の強さ、通院のしやすさ、保険の対応状況などを考慮しながら、整形外科と整骨院を上手に使い分けることが大切です。

 

毎週のように病院に通うことが難しい方でも、整骨院を併用することで、無理なく治療を継続できます。また、専門スタッフが常駐している整骨院なら、身体の状態に応じた施術や生活指導を受けられるため、再発防止にもつながります。

 

事故後の身体は、目に見えない部分でもダメージを受けています。痛みや不調を我慢せず、安心して通える治療環境を整えることで、心身の回復をより確実に進めることができます。

 

交通事故後の回復には、整形外科と整骨院の連携が重要です。併院は安心・安全な治療方法としておすすめです。痛みや不安を一人で抱えず、ろっぽんぎ整骨院にご相談ください。