肘部管症候群

- 小指や薬指がしびれる
- 手の力が入りづらい、ボタンがとめにくい
- ペットボトルの蓋が開けにくい
- 肘を曲げていると、手がジンジンする
- 手のひらの筋肉が痩せてきた気がする
肘部管症候群とは?
「肘部管症候群」とは、肘の内側にある「尺骨神経」という神経が、圧迫されたりこすれたりして、痺れや痛みが出る病気です。
肘の内側には「肘部管」と呼ばれる細いトンネルのような場所があり、そこを神経が通っています。この神経が長い間ギュッと押されたり、すれてしまうと、手や指まで痺れてしまうのです。
肘部管症候群になってしまう原因は?
肘部管症候群は、以下のような原因で起こることが多いです。
肘の曲げすぎ・伸ばしすぎ
長時間ひじを曲げてスマホを見たり、パソコン作業を続けたりすると、神経が圧迫されやすくなります。 また、寝るときに肘を曲げたまま寝てしまう人もなりやすいです。
肘の打撲や怪我
肘をぶつけたり、骨折や脱臼などをしたあとに、神経の通り道が狭くなってしまうことがあります。
スポーツや職業による繰り返しの動き
テニス、野球、ゴルフなど、肘をよく使うスポーツや、工具を使う仕事、重い物を運ぶ仕事などでも、神経にストレスがかかりやすくなります。
骨の変形や関節の歪み
加齢や使いすぎによって、関節のまわりの骨が変形して、神経を圧迫することもあります。
肘部管症候群が改善しない・悪化する理由は?
肘部管症候群がなかなか良くならないのには、いくつかの理由があります。
神経が圧迫されたままになっている
肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されたり擦れたりした状態が続くと、しびれや痛みの原因が改善されず、症状はどんどん悪化します。特に、放置している間に神経が炎症を起こすと、手や指の感覚が鈍くなることもあります。
姿勢や使い方を変えていない
デスクワークやスマホ操作で肘の角度が悪かったり、寝るときの姿勢が首や肘に負担をかけていたりすると、神経が再び傷つきやすくなります。日常生活のクセを改善しないままでは、症状は慢性化してしまいます。
肘だけでなく首や肩にも問題がある
尺骨神経は首から手先までつながっています。そのため、首の骨のゆがみや肩の関節・筋肉の動きの悪さも症状に影響します。肘だけを治療しても、神経の通り道全体を整えなければ症状は改善しにくく、再発するリスクが高くなります。
治療せずに放置している
「いつか治るだろう」と症状を放置していると、神経の圧迫が強くなり、しびれや痛みが悪化することがあります。早めに原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。
肘部管症候群の治療方法は?
当院では、肘だけを見るのではなく、全身のバランスや神経の流れを見ながら施術をおこなっています。
カウンセリングと動きのチェック
まずはどの動きでしびれや痛みが出るのかを丁寧に確認します。肘だけでなく、首や肩、手首の動きも連動して症状に影響することがあるため、必要に応じて全体のバランスをチェックします。原因を正確に把握することで、最も効果的な施術計画を立てます。
手技で筋肉と関節を緩める
硬くなった筋肉や関節をやさしくほぐし、神経の通り道を広げる施術を行います。強く押したりバキバキ鳴らすような施術は行わず、安全で痛みの少ない手技で行うため、安心して受けていただけます。筋肉の緊張を取り、血流を改善することで、しびれや痛みの軽減につなげます。
姿勢の調整と歪みの改善
首・肩・肘の位置や姿勢のクセを整えることで、肘への負担を減らします。姿勢が改善されることで、神経の圧迫が起きにくくなり、しびれや痛みの再発予防にもつながります。
日常生活や日常動作のアドバイス
デスクワーク中の肘の角度や、寝るときの姿勢など、日常生活での使い方を見直すことも重要です。正しい体の使い方を身につけることで、症状を繰り返さない体づくりをサポートします。自宅でできる簡単なストレッチや運動もお伝えし、施術後の効果を持続させます。
肘部管症候群が治るまでの期間は?
症状の重さや、どのくらいの期間痺れが続いているかによって、改善までの時間は変わってきます。
症状のレベル治るまでの目安
・軽度(しびれがたまに出る):2~4週間
・中度(しびれが毎日出る):1~2ヶ月
・重度(筋肉のやせ、強い力の入りにくさ):3ヶ月以上かかる場合も
ただし、早く治療をはじめればそれだけ早く回復しやすくなります。 放っておくと神経の回復に時間がかかるので、早めの対応が重要です。
「痺れはもう治らないかも…」と諦める前に、ぜひご相談ください。 当院では、あなたの症状に合わせた丁寧な施術を行っています。







